『日暮考』

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『足跡』〜【1356】

(2009/07/05 Sun)
本日は午前中が生涯学習センターでの講演会聴講と午後からはパソコンのCドライブのパーティションを教室の先生宅にお伺いしてやってもらう事になっているので、どうやらブログ投稿の時間が作れない可能性が高い。
その前提で本稿は珍しく前夜寝る前に作成しておいたものである。終日外出だと父の食事の準備もして置かなければならないので、ゆっくり書いている時間が取れない。はたけ菜の煮浸し、シシャモの焼いた物、野菜炒めを寝る前に作っておく。
朝にベーコンエッグと豆腐の味噌汁を作る。こういう時に作り置きが無くなってしまったので、夜に作る羽目になる。私の手間など当たり前と思っている父だからこそ、健康で長命が維持出来ているのである。
「独身のあんたにワシだけやなしに嫁の世話も10数年やってもらって、本当に申し訳ないわ」なんて、普通の人が考える気遣いが出来ていたら長命を保つ事は出来ないであろう。そういう自覚が昔から無いから幸せな人であると断定しているのである。
斯様な流れで書き出すと寝る時間がなくなってしまうので、本日は生活情報としてテポーレのネタをアップする事にした。私自身、パスタを作る時以外には使わないオリーブオイルに就いてである。

『オリーブオイル活用術(6月9日付、テポーレ「トクトク便り」)
オリーブオイルは日本の家庭でも身近になってきましたね。ドレッシングやパスタなどに使っている方も多いと思いますが、今週は、オリーブオイルの種類やさまざまな使い方、健康面のメリットについてご紹介します。
★種類
オリーブオイルは大きく分けて、2つの種類があります。
●バージンオリーブオイル
「バージンオリーブオイル」は、オリーブの果実を搾ってろ過したもので、化学的処理が一切施されておらず、オリーブの果汁そのものといえます。酸度(酸の強さを表す数値)の違いなどによって、「エキストラバージン」「バージン」「オーディナリーバージン」に分けられ、酸度は低いほど劣化が遅く、酸度が0.8%以下の「エキストラバージンオイル」は最高級にランクされます。
香りや風味がいいバージンオリーブオイルは、サラダやマリネなど生でいただく料理に使うといいでしょう。
●オリーブオイル
「オリーブオイル」は、精製されたオリーブオイルとバージンオリーブオイルをブレンドしたものです。以前は「ピュアオリーブオイル」とも呼ばれていました。一般的に、焼き物やいため物、パスタソースなど、加熱料理に向いています。
★使い方
オリーブオイルは、もともと酸化しにくい油ですが、封を開けて空気に触れると酸化が始まり、ニオイが気になる、色が悪くなるなど、劣化してしまうこともあります。できるだけ早く使い切るためにも、簡単な使い方をいろいろ覚えておくといいですね。

・お米1合に対して小さじ半分を目安にオリーブオイルを入れてご飯を炊くと、ツヤが出ます。パサパサしがちな古いお米もしっとりしますよ。

・卵かけご飯に数滴オリーブオイルを加えてみてはいかがでしょう。ご飯にオリーブオイルは意外な組み合わせに思われるかもしれませんが、洋風の卵かけご飯といった趣で、リゾットのような味わいです。お好みでこしょうを足すとアクセントになります。

・白菜やきゅうりの浅漬けにも、さっとオリーブオイルをかけると、コクが出ます。オリーブオイルの分量は、ふだんかけるしょう油の量が目安です。

・オリーブオイルをそのまま冷や奴にかけても、おいしくいただけます。オリーブオイルとしょう油を同量ずつ混ぜてもいいでしょう。

・オリーブオイルとしょう油は相性のいい組み合わせです。お刺身のわさびじょう油に少量足してみてください。魚のカルパッチョのようにこってりとして、いつもとは違う味を楽しめます。

・オリーブオイルに好みのハーブやスパイスを漬け込むだけで、フレーバーオイルが楽しめます。料理に少しハーブやスパイスの香りや味をつけたいときに便利です。肉や魚のソテー、パスタなどに振りかけたり、ドレッシングを作るときに使ったり、とても重宝します。バジル、タイム、ローズマリー、唐辛子などがよく使われます。

★健康面のメリット
オリーブオイルが健康によいといわれるのは、特にオレイン酸を多く含んでいるからです。このオレイン酸には、血中に含まれる善玉コレステロールを減らさずに悪玉コレステロールだけを減らす働きがあるので、動脈硬化や心筋梗塞(こうそく)、脳卒中などの予防に効果があるそうですよ。
また、ポリフェノールやビタミンEなど、老化の原因とされる体内の酸化を防ぐ抗酸化物質も含まれています。ただ、健康にいいといってもオリーブオイルは脂質なので、とりすぎには十分気をつけましょう。
オリーブオイルは種類が多く、買うときに迷ってしまうこともあるでしょう。デパートや専門店では、テイスティングができる場合もあります。そんなときは、店員にアドバイスをしてもらいながら、いろいろ試してみるといいですね。そして、自分好みのオリーブオイルを見つけて楽しんでみてください。』

私自身はイタリア料理というものはパスタ以外にはスラスラとメニューが頭に浮かんでこない。リゾットと言われても雑炊ぐらいで誤魔化したり、パエリアも炊き込みご飯を連想するし、チーズとトマトを使えばイタリア料理だ、ぐらいにしか思っていない節がある。
料理番組でどーっとオリーブオイルを使っているのを見て、脂肪は大丈夫かと思っていた時期もあった。バージンオイルだからこそだが、買えば高い。だから作る機会も限定されてくる。
ミートソースも当初は一から作っていたが、今はレトルトを使用する事が多くなった。これはトマトが結構高いという印象からである。何れにせよ、簡単なイタリヤ料理も作れるよう今後の研究課題にしておこう。
                   (6月12日)




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『日暮考』〜【1355】

(2009/07/04 Sat)
2,3日前だったかNHK「クローズアップ現代」を見ていて景気の動向で底打ちしたようなデータを示し、中国経済の牽引に期待するという事を出演の識者も語っていた。特にこの10年は何かにつけて中国経済への依存姿勢が国内景気を支えてきた感がある。
眠れる獅子が改革・開放にシフトして20数年、国家の威信を掛けた北京オリンピックも乗り越え、経済優先国家としてベースを構築した様にも見える。しかし、経済交流においては日本人が日本人的発想で中国を見る落とし穴からは、未だに乗り切れていないようにも個人的には思っている。
オリンピックの勢いを借りて上海万博も決定したが、いよいよ来年5月の開催となる。ここまでは何とか走り抜けたいという願望は、国民よりも政府の方が強いに違いない。テーマも「より良い都市、より良い生活」(城市、让生活更美好、Better City Better Life)と聞こえは良いが、国民との乖離が歴然とし過ぎる感も無くはない。
国内の法体系がこのテーマを支える背景になっているのかは些か疑問であるが、“中国、中国へと草木もなびく”という雰囲気では、米国他の先進国の威信も何処へやらである。過日見た映画、「ハゲタカ」では“赤いハゲタカ”が日本を代表する自動車会社の買収を試みる。表面的には先端技術の学習としている。
本音は技術を習得して国内の生産・雇用体制を磐石にしていくという戦略が秘められ、したたかさを存分に見せ付けられる。その様な体制での日本との経済交流が、テレビで報じられている様に期待出来るものかは疑問である。
上海の日常生活を通じて日本とのカルチャーギャップを教えてくれるオリーブニュースの海外レポート、「XXX@上海」シリーズから最近の状況を学習しておきたい。

『ワールドレポート : まず失敗から@上海(6月5日付、オリーブニュース)
先日、夫とNHKのニュースウォッチ9を見ながら夕食をとっていたら、不況を乗り切るために中国に活路を求める日本企業の話題が報じられていた。経済成長の著しい中国でビジネス展開することでナントカこの不況を乗り切ろうということらしい。
うーん、日系企業も韓国企業も、そしてこの国の頼みの綱である欧米企業も撤退したり縮小しているというのに。そういうことは日本では報じられていないということなのだろうか。あーあ、知らない〜っと、と夫と私はその画面を見ながらなんともいえない気分になり、夕食が一気に味気なくなった。
こちらに進出するのに、自社のみで企業調査を行い、合弁相手を探したり、開業にこぎつける日本の企業はほとんどない。大手の企業は別として、不況を乗り切るためにやってくるような中小企業となると、最初に出会うのはこちらで「コンサルティング」を行っている会社だ。
この国に進出する企業のほとんどがこの国を知らずにやってくるので、こういったナビゲーターが必要なのだが、同じ日本人が「コンサルティング」しているとて安心してはいけない。彼らの口から出るこの国でのビジネス状況を真に受けてはいけない。
こういったコンサルティング会社。使ったことのある人に聞くと「ともかく行け行けドンドン」。名前を挙げようとは思わないが、どこでもたいていが「急成長する上海で成功するチャンス」てな事を説くのだとか。
それ以外のこと、たとえばこの地で商売をするリスクや、気をつけなくてはならないこと等いわゆるマイナス面はほとんど伝えず、成功のイメージだけでどんどん話を持っていく。クライアントをその気にさせ、上海での成功者のイメージでビジネスを勧めていくらしいのだが、最後には政府の認可が下りない、認可を下ろすためという口実で、いろいろな要求を呑まされ想像もしなかった経費がかかる等等、この国をよく知らずにやってきた人たちが天国から地獄に突き落とされる瞬間が待っている。
そこで開業して、紆余曲折の末に成功している人たちもいるが、開業前に認可が下りずに撤退する人もいたし、開業してもうまく行かずに短期間で姿を消した飲食店などもある。だから言ったじゃん。
成功のイメージだけではやっていけないのがこの国でありこの地。コンサルティング会社のあんちゃんに、なぜマイナス面をきちんと伝えないのかと尋ねると「お客が来なくなるから」。うーむ。コンサルティングというのは相手の成功のためにするものであって、自分のためにするものではなかろう。
そりゃ、自分の食い扶持も必要だろうけど、それは相手の成功あってのこと。相手が失敗しても自分の懐があったまればそれでいいとは、日本人いつの間にこの国の人みたいになっちゃったんだろうか。
ところが、先日こちらの日本人向けの情報誌を見ていたら、こういった進出に関する失敗談を掲載していた。この国を知る人にとっては、最初から考えられるリスクであり、それをなぜ注意、チェックしていなかったのかホント謎。
上に書いたあんちゃんのように「リスクばかりを強調していたらこちらで商売をしようという人がいなくなる」からなんだろうけど、今さらながらこういった話題を掲載するということは、同じような失敗をしている人たちが「自分だけじゃないんだ」と自信を持つためでもあり、慰めあうためでもあり、なんだろう。
もちろん、ビジネスの落とし穴について賢くなるためでもあるんだろうけれど。この国で成功しているのは、この情報誌に掲載されているような「失敗」どころではない、それこそ「煮え湯を飲まされて」きた人たちだ。
トラブルのレベルをはるかに超えている。それでも−この地で頑張っているのはそれなりの志があり、魂こめてやっているからだろう。以前、私がここに書いた自分を持ち上げて欲しいだけのアマアマなあんちゃんたちとはわけが違う。
この国に事業をしに来るということは、観光旅行で楽しいことだけを見て思い出にして帰るのとは違う。まずは表面的な作り笑顔に騙されないこと、そして、自分が何のためにここで事業をするのか、志をしっかり持ってきて、魂込めてそれをすることだ。
金のためなら−あっさり巻き上げられて裸で放り出されて終わり。そういう場所なんですのよ、ここは。』

国家プロジェクトと民間企業レベルと同一視は出来ないかも知れないが、国民気質というものは変わらないだろう。寧ろ、役人の方が責任逃れの術は国民より優れている筈である。その上手を行くのが日本の役人と言ったら、褒める事になるのか、謗(そし)る事になるのか、日本国民としては迷う処ではある。
                   (6月11日)




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『足跡』〜【1354】

(2009/07/03 Fri)
「弁当男子」なる言葉が注目されているという。単純に料理好きの男性が増えたという事だが、社内で弁当を一緒に食べる部活動「B部」の取材TVを最近私も見た。Bとは弁当の頭文字で「一人より、一緒に食べたほうがおいしい」という動機。
会社の会議室で6,7人が持参した弁当を開き、おかずの内容や配色、当然、味もチェックし合うという事で弁当好きならではの集まりであるらしい。弁当グッズにもこだわり、男性用弁当箱のコーナーが設けられスーツ姿の男性が多数訪れるとの事。
私自身が毎日の食事で調理するという事を10数年やっているので、違和感を覚えない。むしろ独身者なら、体調を考えた食生活の見直しは大歓迎と思っている。食に感心を持つ者の行きつく先は、自分で調理するという事である。
芸能界でプロ顔負けの料理を披露する男性俳優・タレントが増えた事も、一般への関心を高めているという要因もある。新聞記事で知ったことだが、男性2人暮らしの食生活を描く、よしながふみさんの漫画「きのう何食べた?」(講談社)という影響もあるようだ。
男の弁当の作り手は独身男性なら母親と相場が決まっているが、私が入社した会社は社員食堂があったので、弁当持参はなかった。後年、移籍した会社にはそれがなかったので、外食となった。今から思うと30年前で、600円〜1000円が昼食代だったから、良い店で食っていたものだと思う。
その頃の私の昼食の基準が「飲む事を考えれば、食べることは安いものだ」という結論になる。私の食生活が昼食1回というパターンであった事にも起因している。現在のように豊富なメニューがあるコンビニ弁当はなく、おにぎり止まりであったようにも思う。
女性は社内業務がメインという事もあって社員食堂の有無に関わらず、昔は弁当組が主流であった。その背景は自宅からの通勤が当たり前であったので、作り手が本人か母親かは別としても、弁当持参が世の習いであった。
女性の一人暮らしが増えだした頃から世の中の考え方が大きく変わってきた。晩婚化に走り出したのも生活サイクルの基盤に起因するところが大きいと私は分析している。男性は独身寮があるが、企業は女性の一人暮らしは想定外で来ている。
アパート、マンション代の捻出にスナックやバー、クラブのアルバイトも一人暮らし故にせざるを得ない状況に追い込まれる。遅い帰宅の翌朝出勤では、弁当どころか自炊のベースも確立できない。男性関係も自宅通勤者と比較できない自由さで意志の無き者は崩壊してゆく。(推論にしても極端すぎるか)
昔から企業はそういう事を学習しているので、自宅通勤の女性を採用するのが暗黙の了解になっていた。企業防衛上も「その方が確かである」からである。4年制の大学卒が増えだして社会環境はガラリと変化せざるを得なくなった。
通学は自宅からというケースなんかは限定された者で、殆んどが自宅から目標の大学のある地域の一人暮らしとなる。その女性が就職する時に自宅という故郷へUターンする事なく都市部での生活となる。
この状態が当たり前になってくると企業は自宅通勤者を採用する事が困難となる。ある意味で社会ズレした(チョッと言葉が過ぎるか)女性の入社は、過去の企業秩序の崩壊に繋がっていく。男女同世代の恋愛関係ではなく、不倫という言葉の定着に向かっていく。
そんな時代がバブルに向かっていた時期にゴマンとあった。お金に狂わされていた時代である。過日見た「ハゲタカ」のシーンで「世の中に二つの不幸がある。一つは金のない不幸、もう一つは金のある不幸」というのがあった。まあ、永遠の課題だろう。
偏見で記しているのではなく、解き放たれた女性の意志を崩す材料はアチコチに転がっている。崩すか崩されるかが真剣であった時代から、ゲーム感覚に変わっていくのに時間は掛らない。真面目でコツコツはダサい。
世を挙げてジュリアナ東京時代が基準みたいな錯角を与えてしまった。自活がクオリティ・オブ・ライフではなく、金銭面での背景にすり替えられていく。結果として、料理の出来ない若い女性が増えていく。
コンビニが大いにこれに協力してしまった格好となった。包丁がなくても食生活が維持できると。この様な彼女の生態を知ってしまった草食系男子は、「女のクセに料理も出来ないのか!」とは死んでも口に出せない。かくして「弁当男子」の誕生である。
これは私の勝手の解釈にしても、弁当男子を定義付けるのにここまで回り巡るとは、変なオッサンである事には違いない。しかし、気になる記事もあった。「高校でも家庭科が必修科目だったアラサー(アラウンド・サーティ)男子にとって、料理は趣味のように楽しめる生活の一部である」。
これじゃあ、私のストーリーが悉く崩れてしまうではないか。この記事を見付けるまでは、私がパソコン講習に通った3ヶ月、毎朝弁当を作って両親の食事も作ってという多忙を極めた苦労話に繋げる予定が狂ってしまったではないか。
しかし、現在の2,30代の男女がどんな形にせよ、食に関する興味を持って貰う事が彼等、彼女等の次世代子供の食育に直結すると考えれば、誠に喜ばしい現象であると結論付けたい。
                   (6月10日)




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『足跡』〜【1353】

(2009/07/02 Thu)
昨日、映画「ハゲタカ」を見に行った。NHKテレビドラマの「ハゲタカ」も見応えがあり、原作者の経済界の認識の高さに現実の出来事にオーバーラップさせながら、小説の質の高さに「参った」と心中感じていた。
好評のリクエストに答える形で2回再放送があったように記憶する。主人公・鷲津雅彦演ずる大森南朋がどんな俳優なのかも知らずに見ていた。その彼が5月12日のTV生番組、NHK「スタジオパーク」に出演しているのを昼食を取りながら視聴していた。
番組のHP記載のプロフィールは下記の如し。
『1972年、東京都生まれ。父は舞踏家・演出家・俳優の麿赤兒。兄は映画監督の大森立嗣。
1993年、オムニバス映画「サザンウィンズ4 〜トウキョウ・ゲーム」で俳優デビュー。その後、数多くの映画、ドラマ、舞台に出演。2003年の映画「ヴァイブレータ」では、第77回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞、第25回ヨコハマ映画祭日本映画個人賞助演男優賞を受賞。
他の作品に、映画「赤目四十八瀧心中未遂」「ゲルマニウムの夜」「それでもボクはやってない」「アキレスと亀」、ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」「Dr.コトー診療所」(フジテレビ)「夫婦。」(TBS)、舞台「春のめざめ」「恋する妊婦」など。
NHKでは「駆落ちーKAKEOCHIー」、「火消し屋小町」、土曜ドラマ「クライマーズ・ハイ」「ハゲタカ」(第32回エランドール賞新人賞受賞)などに出演している。』
父親は異色の舞踏家として何かの雑誌で見た事がある。息子の彼はたくさん出演しているにも拘らず、私が知らなかっただけの事である。この時のインタビューでハゲタカの映画版を撮り終えた後である事を知った事と、6月に封切りを知る。
「これは是が非でも見に行かねば」と決めていて忘れていた。今月に入ってワイドショーで試写会での舞台挨拶のシーンを見て、6日からの公開を知った。パソコンのゴタゴタで封切りの日には行けなかったが、昨日、ネットで時間を確認した。
一時から考えると映画を見る機会が増えたが映画館がMOVIX京都ばかりであったので、そのサイトでチェックしたがなかった。京都市内にもう一つシネコンがある。JR二条駅の裏側にTOHOシネマズ・二条である。これを検索して確認できた。
1,2度行った事があるが、4年程前のことになるか。見終わって近くの居酒屋で「この辺りはこれから人が集まる事を考えないと、開発が無駄になるなあ」と店のスタッフに独演会をしていた事を思い出す。
建物の4階にあり、3時過ぎにチケットカウンターに着いたが予想以上の人待ちで驚いた。学校が終わった時間帯であったせいもあろうが、過去の状態と比較したからだろう。12のスクリーンがあり、入ったシアターは200人余ほどの席数。真ん中を指定した。
映画サイトからの宣伝解説によると、
『企業買収をめぐる人々の葛藤や野望を描き、世界中で数々の賞に輝くなど高い評価を受けたNHKのテレビドラマ「ハゲタカ」の映画版。バブル崩壊後の日本経済のありようをリアルに描き反響を呼んだ。
映画「ハゲタカ」は、大森南朋、柴田恭兵らドラマ版と同じ出演者が登場し、さらにスケールアップ。膨大な資金をバックに作られた中国系ファンドの命を受けた“赤いハゲタカ”が、日本の基幹産業である大手自動車メーカーに買収を仕掛ける。
世界金融危機前夜に幕を開けた「日本が買い叩かれる」という未曾有の買収戦争に、“ハゲタカ”鷲津政彦はどう立ち向かうのか……。』
最初のシーンが中国の寒村で少年が畑の手伝いをしている。風が強く吹いている。少年の視線が固まる。1台の赤い自動車が農道を土煙を上げて疾走していく。シーンが変わり、中国国旗の前で共産党幹部がファンドマネージャーに指示している場面となる。
日本の大手自動車メーカー「アカマ自動車」を買収せよと。そのファンドマネージャーがチームを組んで来日、記者会見の席上で「アカマ自動車」の株式公開買い付けを発表する。その前のシーンが、「アカマ」の新車発表の様子が華々しく行なわれる。赤い車。
このシーン、私は米国自動会社の新車発表の様子と重ねて見ていた。日米共に国家経済の牽引的位置付けである自動車産業。これを見せ付けての公開買い付けの記者発表。「アカマ」の経営中枢部門は早速対策チームを立ち上げる。
ファンドマネージャーの中国人は何者か?資金の背景の構成は?と調査に入っていく。・・・

やはり映画はご覧になる人の感性が大切なので、この辺りでストップしますが、我が国でもハゲタカという言葉が紙上を賑わした時期を思い出す。過去のドラマで少し復習しておきましょうか。
『ハゲタカファンド――。1990年代後半の金融危機以降、続々と日本に舞い降り、わが国を代表する金融機関や事業会社を傘下に収めて行った彼らの名を、聞いたことがない人はいないだろう。
彼らは、一般的に「バイ・アウト・ファンド」に分類されることが多い投資ファンドである。投資家から集めた巨額の資金を元手に、経営難に陥った割安で優良な企業にTOB(株式公開買い付け)を仕掛け大株主として買収し、経営陣の派遣などを通じて、経営に深く関与するのが特徴だ。
その目的は、「企業価値向上」を旗印に徹底した事業改革を行ない、最後は企業を売却して高い利回りを得ることに他ならない。日本人にとっては、あまりにもドラスティックに映るその投資・経営手法は、しばしば旧来の経営陣との激しい衝突を招いた。
だからこそ、日本人は脅威の念を込めて、彼らを「ハゲタカ」と呼んだのである。そんな世相を反映してベストセラーになったのが、真山仁氏の経済小説「ハゲタカ」(2004年、ダイヤモンド社刊)とその続編「バイアウト」(06年、講談社刊)だ。
元銀行員の鷲津政彦が、投資ファンドのファンドマネジャーに転身して、次々と日本企業を買収する姿を臨場感たっぷりに描写し、「ハゲタカ」は一躍流行語となった。07年には、同小説を基にしたテレビ版の「ハゲタカ」(NHK、全6回)が放映されて好評を博し、来る6月6日からはついに待望の映画版「ハゲタカ」(全国東宝系)の上映が始まる。』
TVドラマでのハゲタカが今回「ホワイトナイト」として登場するが、果たして....。
非常に見応えのある映画でした。ご覧になる事をお勧めして、ブログを閉じます。
                   (6月9日)




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